本文へ移動

体が温まる!おいしい中国料理のお話

2020-12-08
火鍋
麻辣燙
羊肉串
南京ダック
 
12月に入って寒い日が続きますが皆さまいかがお過ごしですか?
今回は突然ですが中国にちょっとだけ住んだことのある私が独断と偏見で選んだ「おすすめ中国料理」を4つご紹介します。
 
1、火鍋(ひなべ)
聞いたことある方もおられると思います。中国の鍋料理で、日本の鍋料理と同じくスープにいろんな具材を入れて煮込みます。スープが特徴的で、唐辛子の辛味が強く花椒(かしょう、ホアジャオ)の痺れるような感覚がクセになる麻辣(マーラー)スープと魚介や鶏肉、野菜などで出汁をとった白湯(パイタン)スープ、それを陰陽の印に見立て真ん中に仕切りのある鍋に入れて二つの味が楽しめる鴛鴦火鍋(おしどりひなべ)が特に有名です。
 
2、麻辣燙(マーラータン)
ざっくり説明すると「一人火鍋」という感じの料理です。麻辣料理のメッカ四川省発祥と言われています。お店では好きな具材を選んで店員さんに渡すといろいろなスパイスが溶け込んだスープで煮てお椀に入れてくれます。そこに黒酢、きざみニンニク、パクチー、ラー油などの調味料をお好みで入れて食べます。自分で食べたい量が調整できるので朝昼晩はもちろん小腹が空いたときの軽食にも持ってこいです。
 
3、羊肉串(羊肉の串焼き)
読んで字のごとく、羊(もしくは山羊)の肉を串焼きにしたもので、ウイグル料理店や串焼きのお店、屋台など至るところで食べることができます。決めてはクミン、チリパウダーなどのスパイスの香り。ビールによく合います。つい食べすぎてしまいます。
 
4、金陵塩水鴨(南京ダック)
北京ダックは有名ですが南京ダックはどうでしょう?中東部にある南京市は中国でも有数のアヒル消費量を誇る通称「アヒルの都」。毎年約1億羽のアヒルが800万の胃袋に消えていくと言われます。どうしてこんなにアヒルを食べるようになったのか……
明の時代の首都だった南京、その初代皇帝朱元璋が城門を建設していたとき建材の土が不足してしまい建設中止の危機に。そこである人が「お金持ちの沈さんが持っている聚宝盆という器を城門の下に置けばその器から粘土が無限に湧き出てくる」とアドバイス。朱元璋は早速家来を沈さんの家に遣り「翌朝には返すから貸してくれ」と言って借りてきました。現場にそれを置いてみると次から次へと土が出てきます。朱元璋は大層気に入って返したくなくなってしまいます。そこで「よし、朝が来ないようにしよう!」と思い立ち、時間を知らせる鐘撞きには朝を知らせる鐘を撞かせず、更に朝鳴かないようにと城下のニワトリを全て殺してしまいます。そして南京にはニワトリがいなくなりアヒルを食べるしかなくなって今に至ると言われています。信じるか信じないかはあなた次第。
南京にはたくさんアヒル料理がありますが、中でもアヒルの塩漬けは南京ダックと呼ばれる有名な特産品でよく前菜として出されます。ほどよい塩気とまったりとした脂が病みつきになります。
 
12月に入って寒い日が続きますがスパイシーな中国料理なら芯からあたたまります口を広げてにっこりした顔きらきら
日本でも都市部や横浜・神戸などの中華街なら食べられるお店があると思いますので興味のある方はぜひお試しください。
 
新型コロナウイルス感染症に加えていつもの風邪やインフルエンザにも要注意の季節になりますので皆さまどうぞご自愛ください。
TOPへ戻る