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KMP Days

世界の知られざる?魚料理

2021-05-24
四方を海に囲まれた日本、様々な魚料理が存在します。日本海と瀬戸内海に挟まれたここ下関にもフグをはじめおいしい魚料理がたくさんあります。
個人的に好きな魚料理はままかりの酢漬け(岡山の郷土料理だそうですね)ですが、世界にもいろいろな魚料理があります。
今回はあまり知られていない世界の魚料理に絞って取材しました。
チョイスに偏りがあるのと写真が少ないのはご容赦ください!
韓国:アグチム(アンコウのピリ辛蒸し煮)
アグ(アグィ)=アンコウ、チム=蒸し料理の意味で、一口サイズにカットしたアンコウともやし・ニラなどの野菜をコチュジャンの調味料で蒸し煮にした料理です。辛口でお酒によく合う料理だそうです。日本でも韓国料理屋さんで食べられます。
中国:鯰魚鍋(ナマズ鍋)
輪切りにしたナマズと野菜や平たい麺などを甜面醤・老抽(中国のたまり醤油)・八角・パクチー・唐辛子などと一緒に鍋で煮込んだものでこれが本当においしい……中国全土で食べられますが元々は山東省の郷土料理だそうです。
シンガポール:魚頭炉(魚の頭鍋)
潮州(中国広東省)系華人料理の一つ。白身魚の頭や身を使用し、白菜や豆腐などと一緒に真ん中に焼いた炭を入れた特徴的な形の鍋で煮込みます。元々はコクレンという川魚を使っていて、川魚の泥臭さが却って移民である潮州人の郷愁を誘っていたと言われていますが、そこはやっぱり生臭いので今はマナガツオなど海の魚を使うのが一般的だそうです。
スロバキア:コイのフライ(クリスマスのメインディッシュ)
内陸の国スロバキアや周辺の東欧諸国ではコイがよく食べられるそうです。特にクリスマスには生きた鯉を買ってきて風呂桶で数日泳がせて泥抜きをしてディナーのメインディッシュにされるそうです。胴体を輪切りにしてフライにするのが一般的だそうで、コイを食べる理由は縁起がいい、宗教上の理由など諸説あるようです。
アメリカ:ブラッケンド・フィッシュ
ルイジアナ州南部の移民の料理ケイジャン料理の一つで、白身魚のフィーレの両面にチリパウダーやコリアンダーなどのスパイスを調合した辛めのケイジャンスパイスをまぶして焼いたもの。
イギリス:スモークサーモンのマリーローズソース
イギリスといえばフィッシュ&チップスですが、他にもフィッシュパイやフィッシュフィンガーなど意外と魚料理を食べるそうです。写真はスコットランド産のスモークサーモンフィーレ。魚介類を食べるときに使うマリーローズソース(トマトピューレ・マヨネーズ・ウスターソースなどを混ぜ合わせたイギリスの調味料)と一緒にいただきます。
セルビア:パプリカシュ
コイやナマズ、カワマスなどの淡水魚とじゃがいもなどをパプリカパウダーの入ったトマトソースで煮込んだシチュー。元はハンガリーの料理だそうで、東ヨーロッパの国々で食べられているそうです。魚は何種類か使うとダシが出て、酸味のあるトマトソースと相まっておいしいそうです。
南アフリカ:ハドック(ケープヘイク)のミルク煮
南アフリカの家庭ではフライパンに牛乳とベイリーフを入れて煮たケープヘイクのフィーレをオムレツやパイと一緒に朝食として食べるとか。牛乳で煮ると臭みもとれてまろやかなお味になりそうですね。「ハドック」というと一般的に「コダラ」を指すそうですが、南アフリカでは「ケープヘイク」のことだそうです。





国外に気軽に旅行できる環境になったらぜひ食べにいってみたいです。
日本国内でもそうですが、同じ国でも地域や家庭によって食べる魚種・調理法・調味料などの違いがあり、魚食の更なる可能性を感じます。
海清水産はこれからも日本や世界の皆様においしいお魚をお届けできるように頑張ります!


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