関の先帝 小倉の祇園 雨がふらねば金がふる
2023-05-08
下関では、5月3日に先帝祭(せんていさい)というお祭りが4年ぶりに開催されました。
壇ノ浦の合戦で幼くして入水された安徳天皇と、やぶれた平家一門を偲ぶために毎年GWに行われるお祭りですが、
コロナのため3年間の中止を余儀なくされていました。
4年ぶりの開催とあって、市内はもとより各地からも多くの見物客が集まり、心配されたお天気も久しぶりのお祭りを祝うかのような晴天に恵まれて、
とても賑やかな一日となりました。
お祭りでは、鎧武者と上臈とが、
安徳帝を祀る赤間神宮まで行列を組んで参拝する上臈道中が見どころの一つ。
壇ノ浦の合戦の後、平家の女官たちが遊女(上臈)に身をやつしたとも伝えられ、
上臈たちが道中のところどころで披露する「外八文字」の優雅な姿に、沿道の見物客も大いに盛り上がりました。
海峡沿いの広場では、
源平にわかれての弓合戦やアイドルグループのステージも。
ボリュームたっぷりの「ふく鍋」や「くじらの竜田揚げ」「くじらのクレープ」など
下関ならではのグルメ屋台もたくさん出店し、
観光客のみなさんも下関の味を満喫できたことと思います。